2019.06.10 15:32お酒のコラムです。【山口の美酒・大嶺】【音と、】「あの声で」囁かれているような|酒高蔵 / 梅酒屋 - 大阪都島区の日本のお酒専門店お酒を口に含みます。 「あッ………………」 としか出てこないんですね。 まるで、福山雅治の「あの声」で囁かれているような、そんなお酒です。 香りはそんなに強くなく、微かにピーチやレモンの香り。 口に含むと、とても丁寧に作ってあるお酒である事が一口でわかります。 夏酒ながら、14.5度とほぼ標準の度数で、原酒。 原酒らしいしっかりした輪郭の中に、米の旨味がギュッと詰まっているんですね。 そして余韻が長くて気持ちいいです。余韻も、上手にデクレッシェンド(減衰)していってくれる感覚。 かすみ酒という事で、濁りを混ぜずに澄んだ状態で頂くと、旨味の中にバランス良く酸が感じられます。この酸が良い仕事してるんですね。 濁りを混ぜると、米の旨味がさらにシルクで包まれた印象に変わります。 このお酒には、R.シュトラウス作曲の「メタモルフォーゼン」は如何でしょうか。 23の独奏楽器(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス)で演奏されるこの曲は、チェロの音色から始まり、伸びやかかつ響きの余韻が長いという点で、非常に相性が良いと思います。 チェロの柔らかでふくよかな音色と、山田錦のふっくらとした旨味は、どこか似ているような、そんな気がします。 (writer/高橋宗久)酒高蔵Munehisa Takahashi - 高橋宗久高橋宗久 ヴァイオリニストの活動記録。ist - 「音楽を通して繋がりたい」聴呑処 - 「お酒と音楽のマリアージュを楽しみたい」それぞれの想いを胸に、皆様と楽しむクラッシックをご提案します。フォロー2019.08.05 03:01友人A♂「お前、意外と小尻だな…」2019.06.10 13:31お酒のコラム書きました。【大信州】0コメント1000 / 1000投稿
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